消費税10%が現実味を帯びた今日、今の日本と『ベルばら時代』が酷似していることに思いを馳せる。

こんにちは。栗原貴子です。


漫画『ベルサイユのばら』を、連載スタートから半世紀近く経った今、初めて読んで「こ、これはフランス革命を描いた作品というよりも、21世紀のニッポンもこうなるんじゃないか、という予言の書なのでは?」と感じた。

なぜ『ベルサイユのばら』を読むに至ったのか? についてはコチラの記事をご覧になってね。

『ベルサイユのばら』はフランス革命という史実にオスカルやアンドレといった架空の登場人物を加え、創作された作品である。

超ダイジェストで説明すると。


フランス王室にオーストリアから嫁いできたマリー・アントワネットちゃんが、すんごい美人でもう、フランス中がうっとり。そこでアントワネットちゃんは大いなる勘違いをした。「わたくしが、贅沢三昧を楽しんで美しく着飾っていれば国民は幸せなのだ」と。


そうして、彼女がものすごい浪費しまくって、王族や貴族の贅沢三昧のために、庶民は税金三昧になって、とうとう「やってらんねえぜ」ってことで革命が起きた。


ってお話である。アントワネットちゃんの夫も「妻が美しすぎて」と萎縮しちゃう王子らしからぬキャラで、アントワネットちゃんの浪費を止めることができないのであった。


王族や貴族といった一部の特権階級の人たちが「既得権益を守ろう」としたり「自分を引き立ててもらおう」と画策したりと、そりゃもうやりたい放題。庶民はどんどん貧しくなって、食べるモノもろくにないような生活。


今の日本人は「食べるもの」はあるけれど、「税金ばかり払わされている」「物価がどんどん高くなる」という感覚は、ベルばらにおける庶民と同じような感覚を抱いているのではないだろうか?


本日、2018年10月15日、安倍総理が「来年の10月に消費税10%にする予定だよ」と言った。ますます『ベルばら』のごとき展開である。


所得が上がらず、天引きされる分が増え、さらに物価も上昇。

しかも、その税金を「一体、何に使ってるんですか? え?」って感じ。


アントワネットちゃんのように、分かりやすく宝石買ったり、夜な夜な舞踏会開いたりはしないけれど。


オリンピックやります、ってとんちんかんと、すごく似てるように思うのよね。あたし。ま、オリンピックは東京都がやりますって手を挙げたんだけどもね。手を挙げた当時の都知事はお金がらみのスキャンダルで辞職しているというお粗末さです。


もはや、オリンピックは「人が足りなければ、ボランティアを募れば?」とか「ボランティアには1日1000円あげればよくない?」とか「学生にボランティアしてもらえばいいじゃん」とか。アントワネットちゃんバリの発想で準備を進めている始末。


モリカケ問題の「お友達」「お取り巻き」への優遇は、アントワネットちゃんの「お友達の貴族ばかり優遇」に酷似。


結婚制度を活用して、プリンセスとのご成婚で一気にステップアップ! という戦略で立身出世をもくろんでいるのでは? 疑惑の某K氏とご母堂、さては『ベルばら』愛読者? って感じがするし(ご母堂の金銭トラブルについても非常に似た展開が『ベルばら』の作中で描かれております)。


女性皇族がご結婚によって、皇籍を離れる際の一時金について「高額すぎる」「我々の血税だ」というコメントがネット上にたくさん見つかるようになったのも『ベルばら』時代っぽい。


国民が深刻なレベルで飢えてはいないとはいえ、「餓死はしない」と言われていた日本で、実際に餓死する人も出始めているし、スレスレ、ギリギリの暮らしを営んでいる人が圧倒的に増えている。仕事はあっても所得はあがらず、物価も上がり、社会保障費や税金ばかりが増えて、実質賃金は減少していますからね。


『ベルばら』における「国家が破綻していくプロセス」は史実の部分。

世紀を超えても、こんなに類似点があるって……。

そんな時代を私たちは生きているんだな、と思う。


不平不満を言っていても何も変わらない。

国に期待をしたところで、何も変わらない。

という現実を庶民の立場で目の当たりにすると、

フランスを変えたのが国民のチカラであったように。

今の日本を「どうにかする」のも、国民のチカラなんだろうな、って思う。


つまり、革命ということ。

(こういうことを書くとサイバーパトロール的なものにひっかかってお縄になったりするのかしら? ドキドキ)


とはいえ、文明の発達した21世紀の今の革命は、暴力的なものではなくて、もっともっと精神的なものである必要があると思う。日本人一人一人の「心の在り方」といったところで起こるものであり、起こすべきことなんだと思う。


今、それなりに「大人」な世代の私たちは「次世代へどうつなぐか」を考える係。

よりよい未来を実現していくのは、次世代の人たちなんだろうな、って感じるから。


そして、たぶん次世代の人たちにとっては「国家レベル」の話じゃなくて「地球レベル」のスケールになっていくのだろうな、って思う。



ま、未来のことはとりあえずおいといて。


今、この国が向かっている方向が、ちょうど『ベルばら』を読んだばかりのタイミングで個人的に『激似!と思った』ってことを言いたかったのでした。


今日も読んでくださってありがとうございました。

みなさまの毎日に『ぷぷっ』と笑顔があふれますように♪































栗原貴子のでこぼこオンナ道

栗原貴子/ライター・コピーライター。 フリーランス歴21年の経験と知識をもとに「売れるキャッチコピーの考え方」「ビジネスを続けていくための心構え」を中心に「売れる言葉」のつむぎ方を発信。2019年より きもの伝道師 貴楽名義で着付けパーソナルレッスンを中心に活動開始。