コピーライターとして断言!「言葉の選び方」「何を語るか」が「結果」をつれてきますよ。
こんにちは。栗原貴子です。
21年「ライター」「コピーライター」を生業として参りましたが、このお仕事のとどのつまりは結局のところ「言葉の選び方」と「何を語るか」を見極め、選び、カタチにするスキルが求められるのだなあ、ということです。
これは個人の「生き方」にも通じることです。
自分の人生について「どう語るか」「何を語るか」を選ぶとき。ついつい卑下、自虐方向に走ってしまう人も少なくない。とくに「何かうまくいかない」と感じているとき。
例えば、長年、彼氏ができなくてモヤモヤしているとき。
「いい人、紹介してよ~~~」
なんて、口走ってしまったりする。
これって「私は長年、彼氏ができないオンナなんです」という発表になってしまうのと同時に。
「紹介してよ~~~」という言い回しが「彼氏ができないのは、誰もいい人を紹介してくれないから」というニュアンスを含んでしまう。
つまり、言われた方は「自分が責められている」ような気分になるわけです。
『え? そんなつもりで言ってない』
とほとんどの人がそう感じるだろうけれど。こちらが「そんなつもりはない」でも、受け取る側がどう受け取るかは、相手次第です。
一般的に「〇〇してよ~」という言い回しは「責められている気分」にさせる確率の高い表現なのですね。
どんなに可愛く言ったとしても。
なんとなーく、相手の心に「ひっかかり」を残します。
「彼氏? 今、絶賛募集中!」
と同じ意味のことでも、相手の心にひっかかりを残さない表現方法はいくらでもあるので「言い方」はほんと、大事です。
実際に「紹介してもらう」という結果がどのようにして「起きるのか」を考えると「紹介してよ~~~」と言うのがNGだということがより、分かります。
実は、誰かに何か、具体的な行動を起こしてもらうときって。
「紹介したい人がいるのだけど、会ってみる?」と相手から「紹介するよ」と言われる会話の流れを作っていくことが大事なのです。
これについてはまた、今度書きますね。
話を「どんな言葉で何を語るか」に戻すと。
「紹介してよ~」という人は、話しているうちにたいてい「誰も紹介してくれない」という文句を言い始めます(笑)
「紹介してくれない」という「不満」があるから口をついて出るのが「紹介してよ~」という言葉になるのだけど。
言われたほうからすると。
私にそんな責務(義務・義理)がありますか?
ってことなんです。
「紹介してよ~」みたいな表現がクセになっている人って、会話をふりかえると「否定的」「批判的」なことが多いのも特徴的です。
残念ながら話していて、全然、楽しくない。
その場はなんとなく「盛り上がっているっぽい」けれど。
後で考えてみると「積極的にまた会いたい」とは思えない。
だから「誰も紹介してくれない」というドツボにはまってしまうのです。
ライティングやキャッチコピーって、その目的は「集客」「売る」「啓蒙する」のいずれかなのですね。
多くの人に「行ってみたい」「欲しいかも」「そうなんだ」と。
受け入れてもらい、能動的なアクションを促すことを目的としています。
だから。
そのアクションを起こしたときのお客様のメリットを考えることが必要であり。
そのメリットをいかに「現実に沿って」お伝えするかを考えて、どういう言葉を選ぶかを考えるわけです。
「誰か紹介してほしい」というニーズはまさに「集客したい」「売りたい」「啓蒙したい」という要素をすべて含むニーズです。
(キャッチコピーを考えるとしたら、難易度の高め案件です。じつは)
「ぜひ、紹介したいわ」
という気持ちになって、行動にうつしてもらえるフレーズを使わなければ、ニーズは満たせません。
もっと言えば、紹介することで、紹介した人、紹介された人に「シアワセを提供できる」ことを感じてもらう必要があります。
例え、紹介してもらった人とお付き合いに至らなかったとしても。
「知り合ってよかったな」
と感じてもらえることを「確信」できない限り、紹介できないことは「自分が紹介する側」に立てば想像できますよね。
「あのお店、ほんとにいいわよ。おススメ」
というとき。「おススメされてよかった」と思ってもらえると確信してないと、おススメできない。
それと同じ、です。
だから、「どんな言葉で、何を語るか」がとっても大事、なのです。
ということで。
人生になにか「モヤモヤ」を感じている、という方はぜひご自身の「言葉の選び方」を見直してみてくださいね~。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。
みなさまの毎日にププッと笑顔があふれますように♪
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