家でメイク、外出はすっぴんというパラレルワールド
こんにちは。栗原貴子です。
最近は取材も打ち合わせも、人と顔を合わせる機会はすべてWebである。明日、友達とビデオ通話で「お茶」する約束をしたが、今からめっちゃ楽しみである。
コロナによる外出の自粛で家でメイク、外出はすっぴん、というパラレルワールドにシフトした。
今の私の主な外出は「散歩がてらの食料品の買い物」である。
外に出るときはハンカチの簡易マスクにサングラスか伊達メガネ。上着はトレンチコートに見えるけれど、じつは洗えるレインコート。ヨレヨレボトムスに、合皮か布のバッグ。
財布は「ボロいが気に入っている」という理由で捨てられなかったものを、引っ張り出して使用している。スマホは熟考の末、ジップロックに入れて持っていくことにした。万が一のときに電話がないのは困るが、都度、スマホを消毒していたら除菌シートがへるっいっぽうだからだ。賢いな、私と自分で自分を褒めた。
おめかし要素ゼロである。
帰宅したら着ていたモノは脱いで洗濯。手はもちろん、顔も洗うので外出はすっぴんがベストだ。大き目のスーパーに行った場合は人も多いし、滞在時間も長くなるので、めんどくさいがシャワーを浴びる。毛量が多いので一つにまとめてはいるが、毛が多いとその分、ウイルスが付着しそうな気がして。被害妄想か?
買ってきたものは消毒するアルコールがないので、水道水と食器用洗剤でお清めの後、パッケージはすべて開封して捨てている。日本の過剰包装が思わぬところで役立っている感がいなめない。御用達の「まいばすけっと」は品ぞろえの充実度に欠けるが、お支払いの際にクレジットカードを手渡さないのでお気に入りだ。大き目のスーパーはセルフレジを導入しているところに行く。
その代わり、Webミーティングなどがあるときは、ばっちりメイクする。本番前にはカメラテストをし『リップがちょっと薄すぎるわね』と映り具合をチェックして調整までしている。カメラを通すと肉眼で見るよりメイクは薄く見えるのだ。
上半身しか映らないので、トップス選びが重要である。あなたキャスターか何か? と突っ込みを入れつつ顔映りがよさそうなアイテムを選ぶ。どちらかというとボトムスに色柄を持ってくるのが好きなので、私の手持ちのトップスは地味である。うう、Web会議用の服が欲しい、ってもう意味が分からないわよ、あなた!!
仕事机のスタンドの角度を調整して、照明代わりにしていることも告白しよう。 これで、万全だ。
数か月前までの日常と比べると「家でおめかし、外にでるときは着古した服とすっぴん」という変わりっぷりに愕然とするが「パラレルワールドへのシフト」だと思えば、ちょっと創造性を感じるではないか。これまでさんざん、映画で観てきた「〇〇になった未来」的な設定が、今、私たちが直面している現実なのだ。
ⓒ織田桂子
ロケハンのスタンドインモデルをしたときの1枚。
去年の9月には、こんな風に自由にお出かけしていた。盟友ケイコとのお出かけはいつものように、もちろん楽しかったけれど当たり前のことだった。今、こうして振り返るとたった数か月での「幸せな時間」への格上げっぷりが半端ない。そして、やっぱり私はボトムスが色柄である。
今日も読んでくださってありがとうございました!
みなさまの毎日にちょっとでも「ふふっ」って笑っちゃう時間ができて、ちょっぴり免疫力がアップ!!しちゃったら嬉しいな~と思っています。
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