祝☆マスク難民卒業! マウスシールド快適です♡

こんにちは。栗原貴子です。

マスク難民、という言葉を知り「そうか、私はマスク難民だったのか!」と思った。

たいていのマスクがサイズが大きすぎて「お面」のようである。

マスクが手に入らなくてテンパっていた頃に比べれば「大きすぎる」などと文句を言えるようになったことは、喜ばしい。しかし、どうにも顔面にフィットしない。

こんなことなら、縁日で売っている「お面」を装着したほうがいいのではないか、とすら思うが、そもそも今年は「縁日」も開催されないただろう。寂しい夏である。

大きいマスクの問題点は「お面」だけではない。

フィットしない靴が靴ズレをおこすように、フィットしないマスクは「マスクズレ」が発生し、肌がヒリヒリする。不織布のマスクは肌に悪いので、無印良品の洗える布マスクを買ったところ、デカかった。


親友圭子に「子供用のマスクにしたらどう?」と言われた。早速、ドラッグストアで「子供用マスク」をチェック。私がみつけた子供用のマスクは対象年齢が8歳ぐらいまで、となっていた。


8歳児と私とではだいぶ体格に差がある。さすがに、子供用は無理があるのでは? と思った。しかし、マスク難民生活もくたびれてきたし、マスクによるストレスで発狂する日もそう遠くないという自覚もあった。


そもそも、私はマスクが苦手である。マスクというより、顔面が覆われることがうっすらと怖いのである。夏本番を迎えるにあたり、熱中症の恐怖もある。6月下旬に一度、所用を済ませて帰宅しようとしたら突然、猛烈な疲労感に襲われた。『どうしよう。家まで歩けない』という状態であった。


そのとき

「マスクを外しなさい」

という天啓がくだった。


冗談抜きで、アレは天啓であった。大急ぎでマスクを外したところ、みるみる復活。酸欠だったのだ。

帰宅して調べると「自分が吐いた二酸化炭素で酸欠になる可能性がある」と知った。コロナを予防できたとしても、二酸化炭素中毒になって倒れて頭部を殴打なんて、しゃれにならない。どおりでマスクが息苦しいわけである。


こんな風にマスクに悩み続けてきたが、マスクの不快感に気を取られる日々にも、メリットがある。


顔面の不快感と酸素の欠乏に気を取られているので、「コロナうつ」とか「これからどうなっちゃうの?」というような心配をする余裕がないのだ。腹痛のときに、トイレのことしか考えられなくなるのと一緒である。


肌への摩擦刺激は、ヒリヒリするだけでなくシミの元になる。顔面にフィットするマスクが欲しい。


対象年齢8歳ぐらいまで、のマスクを試しに渋々、購入した。


だいたい、欲しくもないモノにお金を使わなくてはならないことも気に入らない。マスクを買うぐらいなら、大好きな玉川屋の「あんず餅」を買いたい。このマスク1枚であんず餅が3個も買えるではないか。



あんず餅3個を諦めて購入した、子供用マスクを装着してみた。


ぴったりであった。


イマドキの子供はこんなに顔面が大きいのか! とおののいた。

これなら、「お面」になることなく出歩けそうである。


そんな折、透明な口元だけをカバーするシールドを装着している人を見かけるようになった。「それ、どこでお求めに?」と聞きたかったが、焦りすぎて飛沫を飛ばしすぎそうだったので慎んだ。ググろう。


マウスシールドでヒットした。おお!これは! と早速、ポチる。


結論から言えば、マウスシールドはいい。顔との接点はアゴのみ。ウキウキと駅前のスーパーに出かけた。入店を拒否られることもなく、無事に買い物を終えて帰宅する途中、顔なじみのワンコたちと出会った。

ゴールデンレトリーバーが私の顔面に向かってキッスをしてくれる。が、私のマウスはシールドされている。ゴールデンちゃんの鼻先がマウスシールドに当たるだけ。

「?」

という顔をするゴールデンちゃん。キッスを何度か試みてくれたが「?」とあきらめてくれた。

動物好きなのに動物アレルギーという気の毒な私にとって、ワンコのキッスはかゆみを伴う。「悪くすれば死の接吻になる」と医師にも脅されている。なので、いつもやんわりとキッスを回避してきた。

だが、このマウスシールドをしていれば、ワンコのキッスをワンコの気分を害することなく、やんわりと回避できるではないか!


帰宅してマウスシールドを洗って、アルコールスプレーで除菌。


欲しくもないモノを買うことを、玉川屋のあんず餅を持ち出して文句を言っていたが、ワンコのキッスを巧みに回避することができると気づいて、急に「いいものを買った」という気分になった。

写真右上 子供用マスク(対象年齢 8歳までというのは誤表記ではないか?)

写真右下 マスクなし

写真左  マウスシールドでご満悦


マウスシールドを装着して思った。これ、美容機能も付加できるんじゃないの? と。あご部分をちょっと工夫すれば「飛沫を防ぎながらリフトアップ」みたいな商品にできそうである。

とりあえず、マスク難民から卒業できそうでひと安心である。

気づけばもう8月である。2月ごろの「マスクが入手できない」に始まって、「アベノマスク」の文句を言いつつも「届いた?」などと気にしたりと、半年間もマスクのことを考えていたのかと、愕然とする。


愕然とするが、とりあえず、明日も仕事を頑張ります!


今日も読んでくださってありがとうございました! 

こんな時節柄だからこそ、ププッと笑って参りましょうね!!




栗原貴子のでこぼこオンナ道

栗原貴子/編集・ライター、コピーライター フリーランス歴23年。広告、宣伝、啓蒙につながるクリエイティブ制作、コピーライティングが得意。2019年より きもの伝道師 貴楽名義で着付けパーソナルレッスンを中心に活動開始。きもの歴は四半世紀越え。