”初めてのアップル”にご満悦の年末です。

こんにちは。栗原貴子です。

ブログもFBもとんとご無沙汰していたら、12月30日になってしまった。恐るべし、光陰矢の如し。

ホームセンターマガジン『Pacoma』の編集長となって早くも半年が過ぎた。基本、在宅ワークではあるが、フリーランス編集長の日々はそれなりに忙しく、充実している。


不慣れな多忙により、「家にいるのにお昼ゴハン抜き」「家にいるのに、家が散らかりまくっていく」という謎の現象も経験した。週末に食料をまとめて確保することを、今さらながら会得して、さすがに「在宅なのに腹ペコで働く」という謎の事態は回避できるようになった。


「家に食べるモノがないのなら、外食すればいいじゃない?」

というのは、マリーアントワネットのごとき思考であったことを思い知った。「マリーアントワネットは『パンがなければお菓子をお食べ』なんてことは言ってない説」もあるけど。材料となる小麦粉がないんだよ、アントワネットちゃん。そして、私は時間がなかったんだよ。


家にいるのに腹ペコだったのは、さすがにツラかった。とはいえ、もともとゆったり、マイペースに過ごしていた者としては、むしろ忙しいことがエキサイティングであった。


そんな私は、この12月、”初めてのアップル”を手にしてご満悦なのである。

「⁉」

と思った方も多いことだろう。


なにやら紐が、、、、。そう、これは紙の手帳である。無印良品の手帳に、同じく無印良品のノートカバーをかけ、無印良品の栞を追加して、使いやすいようにカスタマイズした代物である。そこに、アップルのシールを貼ったモノというのが正解だ。アップルマークは製品の中央にロゴがあることはアップル未所持の私でも知っていたので、真似してみたのだ。


じつは、2020年12月17日まで、私は「アップル製品を買うと、アップルシールがついてくる」ことを知らなかった。YouTubeをみていたら「このシール、どう使う?」という動画をあげている人がいて、アップルシールの存在を知ったのだった。


シール好きとしては「使い道がないよね?」という動画の文脈に驚愕した。シールだよ? おまけでついてきたら、うれしくないの? と。


翌18日。フリーランスのライターとして、打ち合わせに出かけた。もう、かれこれ20年以上も前からお世話になっている会社の方からのご依頼が舞い込んだのだ。すると、2021年のカレンダーをいただいた。カレンダーが欲しかった私は狂喜した。すると「7月はオリンピックの関係で祝祭日が移動してるから、シール貼って修正してください」とシールもいただいた。


余談ではあるが、2021年、東京オリンピックが開催されるとしたら、開会式の日は私の誕生日である。オリンピック開催の暁には『世界中が祝ってくれている』という大いなる勘違いをして楽しもう、と思う。


そんなこんなで、カレンダー用のシールを喜んでいると「栗原さん、シール好きなの?」と聞かれた。「ええ、好きです!」と威勢よく答えながら、「昨日、たまたまYouTubeみてたら~」とアップル製品におまけでシールがついてくることを知って羨ましかった、という話をした。


すると

「アップルのシールあるよ? 欲しい?」

というまさかのお言葉が!


え?

ほんとですか?

欲しいです!


かくして、私は念願のアップルシールを入手。しかも、大と小を各1シート、計4アップルである。


『どこに貼ろうか』

帰り道、そればかり考えていた。ふと、手帳を見た時「!!!!」とひらめいた。手帳に貼ろう。カバーもなんとなく、ソレっぽい色である。


定規で測って、中央を確認して貼った。いい感じで大満足であった。


そして22日。


Pacomaを発行している会社での大掃除があり、私はいそいそと赴いた。そういう行事に参加できるのも、長年フリーランスをしていた者にとって、エキサイティングである。今年、最初で最後の「編集部全員集合」となったので、打ち合わせも行うことにした。スケジュールを確認するとき、ウキウキと「見てください~」と手帳を見せびらかしまくった。


「アップルの手帳?」


アップルユーザーたちは一斉にいぶかしがった。「一周回って、やっぱアナログだよね? となったのか? アップル」と深読みしていたようだ。また、別の人は「洒落で手帳をノベルティに?」とまで深読みしていた。


「無印良品の手帳なんですよ」

という私の発言がまた、誤解を招いた。アップルと無印のコラボ? え? と戸惑うみなさま。


そんな大それた話じゃなくて、、、と焦って訂正しまくった。ただ、シールが好きで、もらってうれしくて貼った、という5歳児のような説明をする。汗が出てきたのは「会社というところは空調効率がよすぎて冬場は暑い」という理由だけではないだろう。


「私もいっぱいありますよ、アップルのシール。今度、栗原さんにあげますよ」


アップルユーザーのほぼ、全員がシールを持て余していたようだった。そのシールを「欲しい」という人物のまさかの登場に、全員が「あげます」と言ってくれた。


貼りたい放題、ではないか。


しかし「欲しい」と思ったその翌日に、アップルシールをゲットできるなんて。私の「引き寄せっぷり」もなかなか熟練されてきたようだ。

欲しいものは「欲しいです」、好きなものは「好きです」と声高に述べることは、やはり大事である。



冬休みにはブログを書こうと(今のところ)思っているので、最近の「引き寄せっぷり」について書こうと思う。


読んでくださってありがとうございました!

みなさまの毎日に、ププッと笑顔があふれますように♪

栗原貴子のでこぼこオンナ道

栗原貴子/編集・ライター、コピーライター フリーランス歴23年。広告、宣伝、啓蒙につながるクリエイティブ制作、コピーライティングが得意。2019年より きもの伝道師 貴楽名義で着付けパーソナルレッスンを中心に活動開始。きもの歴は四半世紀越え。