似合う眼鏡の選び方<心構え編>

こんにちは。栗原貴子です。

今日は、先日、旧友たちからリクエストをいただいた

「似合う眼鏡の選び方」について書きますね。



今回は「心構え編」です。

<心構え編>

<検眼編>

<ファッション編>


と続く予定です。よろしくお願いいたします。


「老眼」という、ネーミングセンスの悪さのせいだと思うのですが、

『私は老眼じゃないわっ。まだまだ、大丈夫!!』

って思いたくなるのが乙女心というものですね。

いわずもがな、ですが。

「老眼」は加齢に伴う現象のひとつで

「早い人は、35歳ごろから始まっている」

のだそうですよ。


35歳なんてイマドキ、

「老」ではないけれど、明治・大正時代ごろまで

平均寿命が43歳ぐらいだったことを思えば、

立派な「老」ですね!!!


「眼鏡が必要かも?」と思ったら、

直ちに使用することが大切なのは、

「見えにくいのに、頑張ってみている」と、

眼球周辺の筋肉を酷使しまくることになって、眼が疲れます。

この疲れは筋肉の疲れにより、血行が悪くなっている状態なので。


見た目にも影響してしまう!

のです。


見えにくいので顔をしかめたりすると「シワ」がっ!

ほかにも、「お疲れ顔」「くま」「くすみ」などなどになりますね。

目の周りがさえない印象になると、

一気に、老けてみてるので

注意が必要です。

「老眼」というフレーズに反応して

「わたしは、まだ、大丈夫よ」なんていっている

同世代女性を見て

ちょっと悲しい気持ちになるのは。

彼女がスマホを見るときに

『腕の長さが足りなくなりそうね』ってぐらいに

手を伸ばしているのですね。

うん。遠くになれば見えるね!!

30㎝以上、離さないと見えない人は眼鏡が必要だよ!!!

と、心の中でアドバイスしております。

「まだ、見える」と思っている人は、

腕を伸ばす距離が少しずつ伸びた結果、見えているのであって。

「老眼じゃない」ということでは、ないのだそうですよ。

以上、眼科医取材情報よりお届けしました。


さて。


「眼鏡が似合わない」とおっしゃる方は、

もともと目が良かった人に多いように思います。

「眼鏡をかけた自分に見慣れていない」ために

「似合わない」と感じるのですね。

周りの人も「見慣れない」ので「似合わなーい」なんていう。


なので「似合わない」というのは思いこみよっ!

変身気分で「新しい自分」に出会うようなウキウキ気分で

眼鏡ライフを楽しもうじゃないですか!!


眼鏡ビギナーさんがメガネ店に行くときは

「こういう服に似合わせたい」という服装で行くのがベストです!!


最近ではフレームの種類も増えたので

似合う眼鏡に巡り合うことは可能です。

お店についたら、まず、手あたり次第、タイプの違う眼鏡をかけてみましょう。


レンズが丸いものや四角いものがあります

フレームの色もあらゆる色があります

フレームの太さもあらゆる太さがあります

ポテッとしたプラスチックのフレームが似合うのか。

金属っぽいシャープなフレームが似合うのか。


店員さんにお願いすれば、いくつか見繕ってくれますので

「はじめてなので、

やさしくしてね💛」

とお願いします。

私など

あなたが生まれる前から

あたくし

眼鏡をかけてましたわよっ!! 

おほほ!!


という態度にならないように、

控えめな態度を心がけておりますが。


眼鏡ビギナーさんは

「眼鏡がある生活」に不慣れですので、

「落とす」「壊す」といったアクシデントにもよく見舞われます。


「椅子の上に眼鏡、おいちゃって。自分で座って壊しちゃった」

「ペットが噛んじゃって。フレームがガチガチに」

という人は珍しくないそうですが、

あたくし、

信じられないわっ!!

子供の頃からかけているということは、

当時の眼鏡はとても高価だったのですね。

なので、

親が私の眼鏡が無事であるかを、大層、心配しまして。

「かけていないときは、ケースに入れる」

「レンズはいつもきれいに」

「置く場所は安全なところに」

という習慣がすっかり身についておりまして。


「眼鏡に何かあったら、お母さんに怒られる!」

という

若干、

トラウマですか?

って感じなのですね。


そういう人は「うっかり破損」はしないのですが、

私のようなトラウマのない方は、

つい、置きっぱなしということが起こりやすい。

だって、

慣れていないですからね。


私はペーパードライバーなので、

たまにレンタカーを運転する時に

キーをさして回さないタイプの新しい車に乗ると。

「ああ、キーをさしてまわしたい。

できれば、クラッチ風なものも踏みたい」

と、いつまで経っても教習所の教えが抜けきらないのですが、

人の習慣とは、そのようなものです。


なので、

ファースト眼鏡は

「頑丈さ」のプライオリティを上げて選ぶことも大切です。

イマドキの眼鏡は

手が滑って落としちゃった としても

家の中でなら、ほぼ無傷ですし。

レンズも丈夫です。

ただ、度重なればダメージになるので、

ファースト眼鏡は、

「慣れるためのもの」と位置付けて

奮発せずに、

自分の好みの眼鏡を「知る」ためと割り切ることをおススメします。


かけ心地とか、眼鏡の重さとか、

「顔や耳に負担がかかっている感じ」が

どうしてもしてしまうものです。

これもビギナーさんには違和感の元になります。


もともと目の良い人は、

手元を見る時、

お子様の学校のプリントを読むとき

文字を書くとき、

飲食店のメニューを見るとき、

本を読むとき、

スマホを操作する時とか、などに

眼鏡の必要性を痛感するのだと思います。


そういうときって、だいたい、うつむいているので

眼鏡のフィッティングがいまいちだと

鼻からずりっとずり落ちてきてイライラするので、

フィッティングはしっかりしましょう。


使っているうちに

「あれ? ちょっとズレるかも?」

なんてときは、

購入した眼鏡屋さんに持っていって、

「なんか、ズレるんですよ」

と甘えましょう。



昔、私は眼鏡専用のドライバーを持っていて、

ネジの緩みぐらいは自分で対処していましたが、

この頃は

「ネジが緩んだの~」とイチイチ、持っていきます。

なぜなら、

眼鏡をはずしてしまうと、ネジ山が見えないからです。


このように、

「できていたことが、できなくなる」

という小さなショックと

ひとつひとつ真摯に向き合いながら、

できないことは、素直に認め、

できる人にお願いして。

加齢への心構えを重ねていけば、

「アクセルとブレーキを間違えました」

なんていう老人にならずにいられるのではないかと、

そんな風に思っております。


次回は「眼鏡の処方せん」はどうする? 

問題について書きますね~~~。


眼鏡って色々、奥が深いのですが

知っておけば眼鏡ライフを楽しめるので

ぜひ、お付き合いくださいね♪



これは、今現在、私がもっている眼鏡ですが手前から2つは微妙に度数が合わないので、今はほぼ出番なし。奥の3つはZoffの眼鏡。いちばん、奥はPC作業用のブルーライトカットレンズ仕様です。奥から二番目はベッドでの読書用に。真ん中の眼鏡はブルーライトカットのみの度数なし。目がしょぼしょぼするときやノーメイクのご無礼を緩和する際などに使用します。


現在愛用中のPC作業用眼鏡はレンズが丸くて大きいものを選んだのは視野が広がるから。長時間、かけ続けることを考慮しての軽量タイプをチョイス。


この中では手前の眼鏡がいちばん、お高級なのですが……。

お値段とかけ心地のよさはキッチリ比例いたしますね。

栗原貴子のでこぼこオンナ道

栗原貴子/編集・ライター、コピーライター フリーランス歴23年。広告、宣伝、啓蒙につながるクリエイティブ制作、コピーライティングが得意。2019年より きもの伝道師 貴楽名義で着付けパーソナルレッスンを中心に活動開始。きもの歴は四半世紀越え。