成人の日のきものが届かないという事件に怒り心頭で書きました。

こんにちは。栗原貴子です。

お昼のニュースを見ていたら「成人の日にきものが届かなくて業者にも連絡がつかない」という報道が。びっくりしてネットをチェックすると振袖業者「harenohi(はれのひ)」が成人の日の直前に倒産・失踪している模様。


今、わたし

めっちゃ

憤ってます!

すでに、まとめサイトができております。

https://matome.naver.jp/odai/2151536034920541201


感情のままにブログを書くことはしないぜ、って誓いを今日は破らせてください。


成人の日に振袖を着るという、人生でたった一度の晴れの日に、なんということをするのでしょうか。新成人ご本人とそのご家族の思いを、どう考えているのでしょうか。


呉服業界はずっと右肩下がりです。倒産、廃業も続々と続いていて、ビジネスモデルそのものに問題があったと指摘する声もあり、私もそう思ってきたひとり。

でも、ひとりの女性として人間として、きものが好き。きものを着るって嬉しいし楽しいし、その思いを伝えたいってずーっと考えていて。だから「きものナビゲーター」として頑張ろう!と思ったわけです。


昨年、呉服業界の内側のお話とか、私が知らないことを教えてくださる方とご縁をいただきました。その方も問題提起をしていらっしゃって、私は自分が考えていたことが的外れじゃなかったんだな、って実感すると同時に。ホント、頑張ろうって思ったのです。


若い人に

もっと気軽に

きものを楽しんで

もらいたいな~。

きものを好きに

なってもらいたいな~。



そんな気持ちが高まっていた今日この頃のこのニュース。


新成人の女の子たちの気持ち。

ご家族の気持ち。

想像した瞬間、

涙ぐんじゃって。


ふざけるんじゃねーよ!


と私の「内なる極妻」が目を覚まし、怒り爆発。


同時に。


ああ、私がもっと素早く活動をしていればこんなことにならなかった、と、謎の自責の念。


あんたのせいじゃないよ。


と「内なる極妻」に優しく背中をさすられて(ひとり二役)。


たしかに、自責の念は謎すぎるな。


と冷静さを取り戻したわけですが。


なぜ、私が自責の念を覚えたかと言うと。


ニュースでコメントしていた新成人のお母さんによると。

「4~50万ぐらいですね」

っておっしゃっていて。


まとめサイト情報を見ると、どうも「きものが届かない」のはレンタルした方らしく。



そのクオリティの振袖で、その値段は高すぎるよ!


という怒りがまず、あるのですね。

きものレンタル、着付け、ヘアメイク、お写真の前撮りの着付け等々、一式含めても。


そういうことをね、もっとちゃんと伝えてこなかった自分を一瞬、責めたのですよね。


この事件がせめて1週間前に発覚していれば。


ネットのチカラで


全国のみなさまの

箪笥に眠っている

振袖を集めて。


好きな色柄を

選べないかも

しれないけれど。

着せてあげることが

できたのに。



という怒りパート2。



ああ、もう本当に悲しい。


どんなにこの日を楽しみにしていただろうかと思うと。


胸が痛む。


そして、ほぼ八つ当たりなんだけれども。


ハッピーマンデーなんていう

わけのわかんないシステムで

成人の日をズラすから

こういうことになったのよ!


年末年始という通常運転モードじゃない時期ってね。


トンズラしやすいじゃないですか!


トンズラするなら年末年始やゴールデンウイーク、お盆などの時期に紛れるとベストって思いませんか? 私ならそうするよ? 


成人の日が

1月15日だったら。


松が明けてから1週間ほどあるわけで。

年明けにトンズラ発覚しても。


ネットのチカラで

何かできたかもしれない。


だから

ハッピーマンデーにも怒りパート3。


と、感情のままに書きましたけれど。


今日、振袖が届かなかった女の子たちに。

なんとかしてあげたいと思うけれど。

思うだけで。

なにもできないことが悔しい。


それが、私の一番の「怒り」。

結局、自分に対して怒ってるのね。意味わかんないけど。


感情の赴くままに書きました。

すみません……。


こんなワタクシですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。














栗原貴子のでこぼこオンナ道

栗原貴子/編集・ライター、コピーライター フリーランス歴23年。広告、宣伝、啓蒙につながるクリエイティブ制作、コピーライティングが得意。2019年より きもの伝道師 貴楽名義で着付けパーソナルレッスンを中心に活動開始。きもの歴は四半世紀越え。