ブラジャーに革命が起きてる今こそ、男たちよ立ち上がれ!その①

こんにちは。栗原貴子です。

4月も気づけば13日。しかも金曜日でございますが、みなさまお変わりございませんでしょうか。


この4月に私はフリーランス20周年、つまり21年目を迎えておりましたが、冬のころは「今度の4月で20周年よ。お祝いしてくださってよろしくてよ」なんて言ってたくせに、例年よりも早くソメイヨシノが咲き始めると、そっちに気を取られて当の本人がコロッと忘れていたのでした。


今日、時間があったので書店をパトロールしていてあることに気づきました。


女性向けの書籍、実用書と呼ばれるジャンルのその数の多さとジャンルがなんと豊富なことよ。豊富、というよりも辛口ではありますが、正直に言ってしまおう。供給過多なのではないでしょうか。「出会い」「恋愛」「結婚」「愛される方法」「仕事」「美容」「ファッション」「趣味」とそのジャンルもじつに細かいのです。


対して男性向け書籍を分類するながば「仕事」と「趣味」で片付いてしまう。ここで私は「おやっ?」と思った。女性がせっせと読書に励んでいる「恋愛」のジャンルの対象は多くが男性であるはず。にも拘わらず、本を読んでお勉強しようとしているのは女子だけってこと!? それは、あまりにもアンバランスなのではないかと目を皿のようにして「男性向けの恋愛ジャンルの本」を探した。


「モテ」るための本はあった。どうやったら口説けるかとか、その手の本は若干あった。


だが、しかし。


「いつまでも愛される彼氏になるために」

「本命の彼氏になるための7つのステップ」


みたいな書籍は一切ない。世の中に必要じゃないのか?


「結婚が決まった男が知っておきたい100のお作法」

「もしも妻から離婚を切り出されたら」

「嫁姑問題を防ぐための10の掟」

「妊婦の妻との接し方マニュアル」

「フランス男に学ぶ エレガンスな家事分担」


みたいな書籍、今の時代に必要だと思うのは私だけでしょうか。


ないのは、出版業界に「売れない」という判断がされているからだろうけど。


現実には、男友達や男性の知人からこの手の愚痴や相談を持ち掛けられている女性は多いし。

予備知識があれば、そんな地雷を踏まないのにね、って男性はこの世にいっぱいいる。


ま、首相ですら妻に「立てて」もらえなかったばっかりに、立場が危うくなっているのだから、この国の巷の男性たちが四苦八苦しているのはもはや、民族性なんだろうね。誰も言わないし、言えないのだろうけど首相の「妻」のもろもろの所業は「わざとやってるんじゃないか」って感じている女性、いっぱいいると思うわ~。


なぜ、このようなことを書いているかというと、20周年にあたり初心を思い出したから。


私が「文章を書く仕事をしたい」と思った動機は「女性たちの役に立つ記事を書きたい」というものだったのですよ。社会人になりたての頃の私は、ひとりの読者として日本版『COSMOPOLITAN』に勇気づけられてきたんです。当時の『COSMOPOLITAN』は世界で活躍しているビジネス・ウーマンの記事がよく乗っていたのです。


その『COSMOPOLITAN』にチャンスをいただき、同社の別雑誌『MORE』で私はライター見習いを始めたのです。若い女性に人気の雑誌の読者ページのリライトが初仕事という幸運なスタート。


1年半の二足の草鞋を経て、フリーランスになってからは『COSMOPOLITAN』でもお仕事をいただきました。かつて愛読していた憧れの雑誌で記事を書けるなんて、本当に本当に嬉しかった。


あれから20年。女性は今も「生きにくさ」を感じている。


そして、男性も女性と同じように「生きにくさ」を感じるようになってしまった。


20年前の女性の生きにくさの理由は、「男社会」の中で仕事と結婚や妊娠、出産など女性ならではのライフイベントとどう折り合いをつけるか、ということに悩んでいた。仕事と家庭を両立できるのだろうか? 前例がないことゆえ、人生のロールモデルを求め、そのようなライフスタイルを実践している先輩女性にインタビューしたり。「方法」を模索し続けていたように記憶している。


ところで、この数年、ブラジャーに革命が起きています。


男性にはピンとこない話題で恐縮ですが、ワイヤー入りのブラってけっこう苦しいもので。でも「そういうのが当たり前」だったので我々、女人はつけていたわけで。しかし、「カップ付きキャミソール」の大ヒットをきっかけに、ブラも楽々方向へとシフト。最近では「ワイヤーがないのに、美しいバストラインを作る」という魔法のようなブラまで開発されているんですよ。


ノンワイヤーブラの楽さったら、あなた!!


試着室でわたくしは悟りました。


「いよいよ

女性が

解放される

時がきたんだ」と。


「カップ付きキャミソール」を最初に発売した某企業の開発チームは女性です。「家にいるときぐらいブラつけたくないけど、ちょっとコンビニってときにノーブラじゃ外に出られないよね」が原点だと聞きました。

キャミソールなのにカップがついている商品は瞬く間に広まり、その快適さに女性たちは開眼。「ワイヤー入りブラなんてかったるくてやってらんないわよね」になりました。おそらくは、これが今のノンワイヤーブラの充実につながっているのだと思う。


ちなみに、女性のファッション回りでは、ハイヒールやパンプスを脱ぎ、スニーカーやフラットシューズへシフトする流れも顕著です。つらいこと、苦しいことをやるのは、やーめたってことなんだろうな。


そんなことを考えていたら、昨晩、女友達から電話で聞いたエピソードが「はっ!」と私の脳内でつながったのです。


それは


ブラジャー革命が起きている今こそ、男たちよ立ち上がれ!


という閃き。


私は「女性に役立つ記事を書きたい」と思って、筆一本で生業を立てる世界に入りました。

そして今、思うの。


オンナの幸せって

オトコの「在り方」が大事で、

オトコの「在り方」がその男性の

いわゆる”成功”につながってるなって。


長くなってきたので。

続きはまた!!

「おいおい、ようやく本題だろ」って感じですけれどね。

お許しくださいね。


今日も読んでくださってありがとうございました。

みなさまの毎日にププッと笑顔があふれますように♪





















































栗原貴子のでこぼこオンナ道

栗原貴子/編集・ライター、コピーライター フリーランス歴23年。広告、宣伝、啓蒙につながるクリエイティブ制作、コピーライティングが得意。2019年より きもの伝道師 貴楽名義で着付けパーソナルレッスンを中心に活動開始。きもの歴は四半世紀越え。