ブラジャーに革命が起きている今こそ、男たちよ立ち上がれ!その②

こんにちは。栗原貴子です。

さてさて、前回の記事の続きです。


前回の記事はコチラを見てね♪

今年の3月中旬、東京都青梅市にて。このころは梅が見ごろの時期でした。


前回のブログで


オンナの幸せって

オトコの「在り方」が大事で、

オトコの「在り方」がその男性の

いわゆる”成功”につながってる。


と書きました。

じつは”成功”を目指して頑張るぞ、というような「成功してナンボ」みたいなのも、時流に合ってないと思ってる。地位や富など物質的には成功者でも、精神的な豊かさを手にしたいともがいている人も少なくない。


だから「精神的にも物質的にも豊かである状態 = 成功」という意味で「成功」って言葉を使いますね。


私がフリーランスとして独立した20年前は、もうすでにバブルは崩壊して、だれもが不景気であることは認識していたけれど、それでも今よりも景気は良かった。22年前から私はライター見習いを始めたのだけどそのころの「読者座談会」で「回転テーブルのある中華料理」をいただきつつ、お帰りの際には謝礼として8,000円が渡された。のちにそれが「会議室での豪華弁当+謝礼5,000円」になって……と、身近な変化によってジワリジワリと不景気という現実を私たちは受け入れ始めた。


それからも、どんどん景気は縮小して今に至る。20年前、フリーランスになるときに見習い時代から指導してくれていた編集者の女性から「この業界のギャラは30年前から変わってないの。それでもやる?」とタクシーの中で聞かれたことを今でもよく覚えている。20年前の30年前なので、もう50年前だ。この20年間のギャラ、変わってないどころか下がっていると思う。ということは、50年前よりも下がっているのだろうか? いやいや、考えないようにしよう!!


そんなしょぼくれた20年間を経て、物質的にも精神的にも豊かな「成功している人」はすごいと思う。この間にビジネスが倒れたり、規模を縮小したりという話は山のように聞いてきたからなおさら。で、あらためて2018年現在「成功している」人をしげしげと眺めた。全員が全員、というわけじゃないけど共通点があった。


彼らは

オンナの人に

優しい

のですよ!



なかには「優しくてやらしい」のもいる。いるけど「やらしさ」でオンナを追い詰めたりはしないので、最終的には「優しい」という印象になる。


男性の「優しさ」について話すと、決まって「俺って優しいよね? 優しいでしょ?」という輩がいるが、そういう奴の場合「自分に都合のいい優しさ」であって、女性が喜ぶ優しさではない。


じゃあ、女性が喜ぶ優しさって?


豪華なレストランに連れていくとか、ジュエリーを買ってあげるとか。

じつは、そういうことではない(それも嬉しいし、必要だけど)。


もっともっと、些細な事。日常の小さいこと。

ひとことで言うならば、「思いやり」から発動される「優しさ」。


「お願い事をきく」「頼まれたことをやる」のは「思いやり」ではない。

お願いされなくても、頼まれなくても自分の中から発動されるのが「思いやり」。


ベースに「思いやり」のある「優しさ」は老若男女にいかんなく発揮される。そこに損得勘定はないし、下心も皆無。もちろん「褒められたい!」みたいな意識もない。


親密な男女関係において、この「思いやり」を発動できる人は、そのほかの人間関係にもいかんなく発揮しているし、決して自分の評価が高まることを「狙って」はいない。


人に対して先に「思いやり」を発揮できる。

女性からの「思いやり」に「思いやり」で応えられる。

そして、親密な関係にも「思いやり」を持てる。


それが2018年の今、「成功」している所以なのだと思う。


「ちょっと、あんた何言ってるかわかんない」って方もいるだろう。

「成功しているから心に余裕があるんじゃないの?」って思う方もいるだろう。


確かに、余裕は思いやりにつながる。けれど「成功している」という点に限って言えば、成功が先ではなく「思いやりが先」にあってこその結果なのだと私は思う。


とはいえ。


「思いやり」って発動する側はもちろん、受け取る側がそれを「思いやり」と認識できるかどうか? という部分にもかかわってくること。だから、受け取る側が受け取れる「器」をもっていないとスルーされることもある。そんなときに「スルーされた!」と感じたり、憤ったり「どうして?」と考えちゃう時点で、発動したものはもう「思いやり」じゃなくなってしまう。「見返りを期待していた」わけだから。


成功している男性は見返りを期待せずとも、この「交換」がうまくいっているんだと思う。


そして、もっとも親密な関係の女性、つまり、奥さんや彼女との関係で「思いやりの交換」ができていること。それが、成功の鍵になるんだと思う。この20年間で「いまひとつ、パッと開花できない」男性もたくさん見てきたけれど。この「思いやりの交換」がビジネスの付き合いの中でも、プライベートでもうまく機能できてないケースが少なくないように感じる。


「思いやり」って突き詰めれば「愛」に包括される。


愛情をもって仕事をしているか?

愛情をもって商品やサービスを提供しているか?


って聞かれたときに、自信をもって「イエス!」と言えたとしても。


自分の中の「愛」のサイズが小さければ、もしくは、仕事に傾けている「愛」の分量が少なければ、そのサイズに見合った結果しかでないんだよね。自戒を込めて、つくづくそう思う。


だから、これからの時代はますます「オトコの在り方」が大事になってくると思うのです。なぜなら、女性が楽なブラを身につけ、楽な靴を選ぶようになるってね。


苦しいのとか

我慢するのは

もう勘弁!


って時流になっている、ってことだから。さらにいえば、快適さやラクさって一度、味わっちゃうと「こっちのほうがいい」ってなるし。肉体が解放されると、精神的にもどんどん解放されていくようになるのですね。


だから、男性も「精神的な解放」が重要な時期なのだと思うの。


「男だから」、「男たるものは」と思い込んできた数々のことがある一方で、男女の肉体的な構造の違いへの「大いなる誤解」とか「理解不足」が、あまたの問題を作り出しているように感じるから。


自分から「思いやり(愛)」を差し出すことができて。

返ってきた「思いやり(愛)」をちゃんと受け止めて。

また「思いやり(愛)」を差し出せる。


このキャッチボール? 循環? 交換? なんでもいいけど。「やりとり」ができることって男性はもちろん、私たち女性にとってもすごーく大事。男が女がじゃなくて「生き物」として大事。愛って性愛的なものだけじゃなくて、もっと広義の「愛」ですよ? 念のため。


この20年間を振り返ると、確実に社会から余裕がなくなってきている。少しずつ、少しずつの変化だったけれども、一気に20年前を思い出すとその違いに愕然とする。そして、余裕とともに「思いやり(愛)」を損なってきた人がたくさんいるように思う。「貧すれば鈍する」というように。


でも、本来「思いやり(愛)」は、社会に経済に余裕がなくても、自分の気持ち次第で持てるもの。そして「思いやり(愛)」が物質的、精神的な「余裕」をもたらすのだとしたら?


だから


男たちよ、立ち上がれ!


とお伝えしたかったのでした。



今日も読んでくださってありがとうございました。

みなさまの毎日にププッと笑顔があふれますように♪





























































栗原貴子のでこぼこオンナ道

栗原貴子/編集・ライター、コピーライター フリーランス歴23年。広告、宣伝、啓蒙につながるクリエイティブ制作、コピーライティングが得意。2019年より きもの伝道師 貴楽名義で着付けパーソナルレッスンを中心に活動開始。きもの歴は四半世紀越え。