フリーランス20周年記念行事第二弾「八丈島への旅」<中編>

こんにちは。栗原貴子です。

フリーランス20周年記念行事の第二弾として「八丈島への旅」に行ってまいりました。

<前編>はこちらをご覧くださいね!

2日目のメインイベントは午後からのスノーケリング。その前に、八丈島の神社をお参りすることに。パーソナル神社リサーチを受けたときにLight stationの岡本みよさんから「旅に出る前に鎮守様にお参りして、旅先の神社にお参りすることをお伝えしておくと『うちの子が行くからよろしくね』っておつなぎしていただけますよ」とお聞きしていました。素直な私はもちろん、実行!(岡本みよさんのブログにて私のブログ記事をご紹介いただきました!)



さて、八丈島にはいくつか神社がありますが、私が訪れたのは八丈島、八丈小島、青ヶ島の総鎮守として崇敬されている古社「優婆夷宝明神社(うばいほうめいじんじゃ)」です。

境内には樹齢1000年(!)ぐらいの大ソテツがあります。「龍神のソテツ」とも言われているらしい。昨日にひきつづき、また龍神様!!!


境内にはほかに参拝者もいなくて、私、ひとりだったこともあって。

異空間っぽさがすごい!

いわゆるエネルギーが半端ない、って感じ? お参りして「うわー、なんかすごいところに来たなあ、あたしったら」としばし呆ける。ひとしきり呆けて「おっと、ホテルに戻ってスノーケリングの支度をせねば」と我に返る。


スノーケリングでぐったり疲れる可能性と、お得意の迷子になる可能性を考慮して自分で運転しての現地集合はハードル高いと判断。「ホテルへの送迎」をお願いしていたのでした。


ウエットスーツなどなどの装備は貸していただけますので、自前の水着をあらかじめ着用。数年前に購入してほとんど着ていなかったプーマの競泳用水着を着る。セパレートタイプでパンツがピタピタ半ズボンの水着なんでね、レスリングの試合に出れそうな風情ですわ、あたくし。


ガイドさんの車に乗ってスポットへ到着。口頭でのレクチャーの後、水着の上からウエットスーツを着用。無料で使える更衣室があって水シャワーも使えるんです。

ウエットスーツを着るのは初めてだったのですが、なんとか着てガイドさんのところに戻ると……。

「あ!

後ろ前です!」

超立体裁断のピタピタウエットスーツを後ろ前に着るって、ある意味、奇跡。自分がおかしすぎて笑いが止まらない。ほんとだ、よく見たら脚には「こっちが前ですよ」って膝あてがお知らせしてくれてるじゃない? なんか首が苦しいなって思ったんだよね。前ファスナーじゃないんだ? 後ろファスナーなんだね~。


更衣室に戻りウエットスーツを脱ごうとするも、いらぬ汗をかいたせいか、脱げない。水シャワーを浴びてようやく脱いで、また着る。


ウエットスーツって

着物の着脱よりも

10倍大変です。


前後を正しく着用してガイドさんのところに戻ると「僕がちゃんと言わなかったからスミマセン」とガイドさんが恐縮している。「いえいえ、私が頓珍漢なんですよ!」と笑うも「いやいや、ほんとにスミマセン」とガイドさん。「間違える人、少ないですか?」と聞くと「そうですね~、たまにいらっしゃいますけど」とごにょごにょ。私は知っている。あらかじめのご案内なし、ということは一般的にはマニュアル化しなくてもOKってこと。つまり「後ろ前着用」は想定外の出来事ですよね?ははは!!!


この一件を海中でなんどか思い出し笑いしてしまい、鼻に水を入れるというゴーグルで鼻スッポリおおっているのにまさかのミステイク。


海に全身入るのって10数年ぶり。モルディブでスノーケリングをしたときは、鰺みたいな魚にソーセージみたいな餌をやったら全身、食われそうになったっけ。水着でもぐったから、素肌に魚が触れて「ひ~~~」ってなった。おなかをついばもうとする魚たちに『普段、君たちの仲間を食べていることを思えば、逆もありだよね』と神妙な気持ちになった。今日はウエットスーツを着ているので魚についばまれても、余裕よ。


八丈島のスノーケリングは幸運のシンボル、ウミガメに出会えることでも有名。もちろん、運と海の状態に左右される。バタバタしすぎると逃げちゃうので、出会ったらあんまり激しく動かないように、とガイドさんから教わっていた。


海に入ってしばらくすると、どこからともなくウミガメさんがやってきた。

悠々と泳ぐ姿は空を飛んでいるかのようにも見える。ウミガメさんがチラッと私を見て「ついてくる?」という感じで泳いでいる。気に入ってくれたのか? 「怪しいものではありませんよ?」をアピールするために親しみを込めてウミガメのフォームをまねして手だけを動かして泳いでみる。ウミガメさん的にOKだったようで、またチラッと私をみた。


数匹のウミガメさんが入れ替わり、立ち代わりやってきてこんな風に私と遊んでくれました。(画像はガイドさんが撮影してくれたものです)


ほかにもサヨリの群れ(食べられる魚に関しては妙に目ざとい私)、カラフルな熱帯魚もいました。あと、サンゴがとてもきれい。海中温度が上昇しているからか、八丈島でもサンゴ礁が育ってきているのだそう。かたや、モルディブでは海中温度があがりすぎてサンゴが死滅しつつあって、地球の営みが変化してきていることを感じます。


地球は私たち人間だけのモノじゃないんだよ! むしろ、自然の営みの上に私たちの生活があるんだよ、ということをあらためて実感。

スノーケリングのガイドをお願いしたのはコチラ


水着のまま車に乗ってOKとのことだったのでお言葉に甘えることに。帰りの車中で「水泳とかやっていらっしゃったんですか?」とガイドさんに聞かれる。「あ、いかにも泳ぎが達者そうな水着ですよね? これ」というと笑いながら「いえ、海中での力の抜き方とか、リラックスするのが上手だったので水に慣れているのかな、って」とガイドさん。水は得意なほうだけど、ガイドさんのサポートが安心感、あふれていたので10数年ぶりでもリラックスできたのです。


ホテルに戻ってゆっくりシャワーを浴びて、しばし休憩。


夜ごはんも藍が江水産の食堂でいただきました。この時期しか食べられない「トビウオの卵フライ」をどうしても食べたかったけれど、ひとりでは食べきれないボリュームだったので、私と同じくひとりで来店していた移住してきたばかりというアラサー男子に「食べきれないから手伝って」と逆ナンパ。助っ人を得たので、食べたいものを心置きなく注文できて大満足! 


晩御飯を楽しんだ後、ホテルに戻って、大浴場を満喫してから缶ビール片手に『ダイハード4』の続きを観て就寝。最終日の3日目は八丈島の名産「黄八丈」の工房を訪れて、夕刻の飛行機で帰路に着く予定。<後編>へと続きます!


今日も読んでくださってありがとうございました。

みなさまの毎日にププッと笑顔があふれますように♪




栗原貴子のでこぼこオンナ道

栗原貴子/編集・ライター、コピーライター フリーランス歴23年。広告、宣伝、啓蒙につながるクリエイティブ制作、コピーライティングが得意。2019年より きもの伝道師 貴楽名義で着付けパーソナルレッスンを中心に活動開始。きもの歴は四半世紀越え。