フリーランス20周年記念行事第二弾「八丈島への旅」<前編>
こんにちは。栗原貴子です。
フリーランス20周年を迎え、記念行事第一弾としてパーソナル神社リサーチを受けたことを前回、前々回と2回に分けてブログに書きました。
パーソナル神社リサーチの記事のリンクはこの記事の最後をご覧くださいませ!
結果、フリーランスのライターはわたくしの天分であったことが判明したわけです。
人知を超えた力に守られながら、現実的なご縁をいただき今日まで生きてきた私。「俺のバックには~」とうそぶくやんちゃなお兄さん以上の、”偉大なるバック”がついてるもんで、もう、どんとこいである。ちなみに”偉大なるバック”はみんなにももれなくついてるのよん。
偉大なるバックの守護をいただきつつ、生きてきたくせに「引き寄せブーム」に乗せられて自分軸からブレブレになりかけたこともありました。宇宙の摂理を改めて学び、ようやく自分を取り戻した次第です。どう学んだか、何を学んだかはおいおい書こうと思います。
パーソナル神社診断を申し込んで勢いづいた私は、記念行事の第二弾として八丈島を旅することに決めた。八丈島の名産の織物「黄八丈」の工房見学とスノーケリングができることから、八丈島をチョイス。東京都内という近場感とは裏腹に、飛行機に乗れるのも魅力的。
しかし、旅立ちの日が近づくにつれて私は一抹の不安を覚えた。
八丈島ではレンタカーでの移動がマスト。
でもって私は華麗なるゴールド免許所持者。
要するに
ペーパードラーバー。
運転は嫌いではない。が、いかんせんハンドルを握っていない。鍵を差し込まずにエンジンがかかる新型車だったらどうしよう? キーレスエントリーとか、魔法? って感じだし。「らくらくスマホ」に心惹かれる私としては性能が高すぎることが不安材料になるんだよね。
結論から言うと、その不安は杞憂でした。
私にあてがわれたレンタカーは、鍵を回してエンジンをかける、要するに古い軽自動車であった。サイドブレーキを足で操作って、これ、逆に今時の若者には難易度高いのでは? 八丈島には片側1車線道路しかなく、交通量も通行人も少ない。鉄道もないので踏切もない。人生初の「教習所よりもラクな公道」でわたくしでも楽勝でございました。
ただ、ひとつ気がかりだったのは。
「この峠道は、電波も通じないし人家もないので、万が一のときに連絡が取れないので通らないでください。来た道をUターンしてくださいね」
とレンタカー屋さんで地図を見ながら受けた注意事項でした。八丈島に到着してから真っ先に受けたアドバイスがコレ。ということは、相当に危険ってこと?
「触らないでください」と書いてあることに、触ってから気が付くような性格の私に「やらないでください」は「ぜひ、やってください」と言っているに等しい。とはいえ、命は惜しいし「電波が届かない」は現代人にとって恐怖である。車は失礼ながらボロい。エンスト、パンク、バッテリーあがり、十分に起こりうる。
気を付けていたつもりなのに!
案の定とはこのことよ!
峠道手前でUターンするチャンスを逃して、私は峠を攻めることになってしまったのでした。
その名も
登龍道路
(のぼりゅう、と読むようです)。
龍が天へと登るかのごとく、うねうねうねうねとしている。ひたすら、うねうね。日光のヘアピンカーブよりも細かいの。うねうねが。
車酔いしないこの私が
運転しているのに
酔いそうなレベル!
そういえば、行きのフライトで飛行機の窓から見えた雲を「龍雲かなあ?」と写真におさめたことをハンドルを握りながら思い出す。龍神様のお出ましなのだと襟を正してハンドルを握りしめる。
しかし、今、集中すべきは運転である。後ろから「わ」ナンバーの軽自動車が車間距離を詰めてくるし。ちょっと、離れてよ! と念じるも距離を詰めてくる。あおり運転ではないので、「そうか、後ろの車は神様からの使いで私を見守ってくれているのね💛」と持ち前のメルヘン思考でポジティブに解釈。
ちょっと疲れてきたな、と感じた頃「見晴台」に到着。景色がみられる喜びよりも、車から一度、降りられる喜びが勝る。停車すると、後ろの車もついてきた。
男子が3人。
ビジネススーツ1名、ボーダーシャツ2名。
お仕事ですか? なトリオ。
『あの、どなたか運転を代わりにしていただけませんでしょうか?』というセリフが私の脳裏をかすめる。逆ナンだと思われるかしら? などと逡巡しながらトイレに行き、戻ると男子はいなかった。チッ。
見晴台からの景観です。こんもりと緑に覆われた八丈富士です。
気を取り直して、風景を堪能することにした。
たっぷりとした自然が美しい。深く息を吸い込むと草木としめった土の香りがして心地よい。海はどこまでも広く、鳥のさえずりが澄んだ空気に響き渡る。八丈島の神々しい美しさに感動できたのは、峠を頑張って運転したおかげ。怖い、不安と思ったことでもちゃんとできるし、その分の感動もひとしおなのだ、という思いにしばし、シミジミする。
人生でもそうだった。やる前から「できない理由」を無意識に探して「できないから、やめよう」とあきらめたことがたくさんあったな。でも、ペーパードライバーでも、難易度高い峠を運転してこの景色が見られたように。「できない理由」は言い訳に過ぎないんだよね。
でも、シミジミ、うっとりしている場合じゃないんです。
この登龍道路、
街灯がほとんどないんです!
日没までに町に戻らないと、マジ、ピンチ。
無事、町に戻ったときはえも知れぬ達成感に包まれ、安堵したとたんにとてもハラペコであることに気づく。人間のカラダっておもしろい。夕食を食べられる店をググる。グーグルさんのおかげで、私のような方向音痴でも思い付き一人旅ができる時代になりました。ありがとう、グーグル!
リサーチの結果、イーストサイド茶屋でご飯を食べることに決定。
お店の方に聞くと「登龍道路!? それはそれは」というリアクション。登龍道路は八丈島1周道路の一部ではあるけれど、地元の人も「避けてぐるっと回る」んだそうです。これだけグッタリしたのに、車だから飲酒できないという当たり前の事実にがっくりしつつ。日頃、徒歩+電車移動ライフが送れることがいかに便利で自由なのかを実感する。
お店の方々とお話していているうちに緊張もほぐれ、運転してホテルに戻る気力も復活!
ホテルに戻って大浴場に行って、自販機で缶ビールを買って、無料貸し出しのDVD『ダイハード4』を視聴。ジョン・マクレインの大変ぶりに『私の峠攻めなど、ささいな頑張りであった』と反省する。ちなみにホテルはリードパークリゾート八丈島。オーナーチェンジによるリニューアルオープンしたばかりでお部屋もキレイでおススメですよ。
八丈島初日はこうして「島じゅうをドライブ」で終わりました。
2日目はいよいよ、本命のスノーケリング。
ブログ記事は<中編><後編>と続きます。
今日も読んでくださってありがとうございました。
みなさまの毎日にププッと笑顔があふれますように♪
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