お仕事でガンジス川リバークルーズ船旅が教えてくれた「自己肯定感アップ」の秘訣<英会話編>
こんにちは。栗原貴子です。
2018年12月1日からインドに行っておりました。
滞在先はスーパーラグジュアリーなガンジス川リバークルーズ船。
GANGES VOYAGER (ガンジス ボイジャー号)での8日間の旅である。
ディナータイムは浴衣でおめかし。
フォトグラファー★ケイコといつも一緒なので「素敵な写真を撮ってもらえる」というエクストラ特典付きの出張です。
今回の旅は聖なる河として名高いガンジス川を7泊8日もラグジュアリーな船旅をした上に、「人生が変わる」と噂のインド訪問。「ブログに書きたいことがいっぱいある」のですが、本日の昼間に帰宅したばかりなので、おいおい書いていきますね。
船上からの夕陽。水面はもちろんガンジス川。
滞在中はインド人のイケメン日本語ガイドのラジャさん(素敵すぎるラジャさんの写真は今度ね♡)がついてくれたものの、インド人クルーとの会話は英語。とはいえ私は英検3級。かなり怪しい、そしてたとだとしい英語で健闘した結果。
今、けっこう日本語が変になってます。
英語に関しては「一番、ちゃんと話せたのは20歳ぐらい」で卒業旅行でアメリカに3週間いたときだったと思う。あれから四半世紀以上の時が経ったけれど、私はいっこうに英会話を学ぼうとせず、今に至る。「もっとちゃんと話せたら」「これまでも機会も時間もあったのに、どうして勉強しなかったのだろう」的な後悔、かつての私はしていた。そりゃもう、しまくっていた。
けれど、自己肯定感と自己愛バランスの適性が保てるようになった今。
「たどたどしい日本語の外国人はかわいいな、頑張って話そうとしているんだなって思って一生懸命、聞こうとするじゃないか。だとしたら、先方も同じなんじゃないか?」という発想を持つようになり、インドでもガンガン、スピーキング。
ジェスチャーも交えれば、だいたい通じるね!!
これまで、英会話を習おうと何度かしたことがあって、そのたびに外国人講師には言われていた。
「日本人はパーフェクトに話せるようにならないと話そうとしないけれど、あなたみたいに、とりあえず話そうとするマインド持ってる人は練習すればオッケーです」
この言葉を「マインドでオッケー!」と拡大解釈し、「練習すれば」の部分は「海外ドラマを字幕で視聴する」程度で勝手に済ませてきたけれど。
ほんと、マインドでオッケー!!
ディナーの後「お腹いっぱいだね」とカナダからの乗客と話しているときに「トゥモロー モーニング アイ ウイル ファット」と言ったら、お腹抱えてゲラゲラ笑ってくれたので、ほんと私ったらけっこうイケてるんじゃないか? とすら思った。
英語でネイティブを笑かす、という難しいテーマをクリアし(あやしい英語もおもしろ要素になっていたんだろうな、と思う)ますますオッケーじゃん! と「英語話せないコンプレックス」などキレイさっぱりガンジス川に流してきましたよ。
英語コンプレックス払拭のもう一つのきっかけとなったのは、ディナーのときに浴衣を着て登場した私にインド勢、スペイン勢が歓声をあげてまさかのスタンディングオベーションで出迎えてくれた瞬間であった。ノリのよいスペイン勢の本場仕込みの指笛に『えええ? そこまで?』と若干、驚きつつも『和装って、こんなに喜んでもらえるんだな』と自己肯定感ゲージが一気にフルに。
言葉が話せるに越したことはないけれど、話せないのなら、自分の持ってる特技でコミュニケーションを充実させようすればいいんだ!!!! を実感。私は、自分で言うのもなんだけど、着物を着ることにそれなりの時間とお金というエネルギーを費やしてきた。お金に関しては「それなり」なんていう控えめな表現では物足りない。正直に言えば「相当に」である。そこんとこ、もっと自信を持とうぜ、ベイビーってことなんだな、とインド勢、スペイン勢からの拍手喝さいを受けて、うやうやしくお辞儀をしながら痛感した。
言葉でのコミュニケーションがスムーズでない、となるとジェスチャーが大げさになるのは万国共通の作法である。もはやボディランゲージで伝えきる、という覚悟である。どこぞの姫君か? というほどのお辞儀っぷりで私は言葉では伝えきれない「ありがとう」と「嬉しい」という気持ちを込めた。今、この瞬間、照れたり恥ずかしがったりしたら、ちゃんと自分の想いを伝えられなかったことを、この先、後悔するだろうと思って。
私の日本語リハビリのためにあえて、ことわざを繰り出すならば「聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥」というものである。一瞬のためらいが、一生モノの後悔につながる。そして、私たちの人生は一瞬、一瞬の連なりによって続いている。だから、今、この瞬間に、そのときの自分にできる「ベストを尽くす」ことが大切なのだ。
遠く異国の地で生まれた人々と、ひとつの船で過ごした8日間。
この体験は私にとって、まさに「人生を変える」出来事となる予感に満ちて帰国したのであったが、「蕎麦食べたい」と空港からの帰り道、お蕎麦やさんに寄り、胃腸から『まだ、食い意地は控えめにしてくださいね』とやんわりクレームを受けたのでした。
次の記事はおもしろネタで参りますね!
今日も読んでくださってありがとうございました。
みなさまの毎日にププッと笑顔があふれますように。
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