2019年を幸せにしたいならあなたの人生から「理不尽」を追放しよう!

あけましておめでとうございます!

本年もよろしくお願いいたします!

栗原貴子です。


イエーイ!

ⓒ織田桂子

昨年12月に訪れたインド・ガンジス川クルーズ「ガンジス・ボイジャー号」の最終夜パーティにて。インド人クルーとともに浴衣で踊る。


さて、2018年の締めくくりに「インド人は踊るのが好き」というウワサが本当であったことを検証した私ですが、昨年を振り返ると「自分に自信がないんです」「自分のことが嫌いなんです」といったお悩みを公私にわたってよく耳にした1年でした。


ビジネスシーンでいえば、この「自信がない」の原因はだいたいはっきりしております。


それはズバリ「理不尽の積み重ねによって心が傷ついた結果」です。


私は今、47歳ですけれど、今の20代、30代って「仕事を教えてもらう機会」「仕事を覚える時間」が少ないままに「わりと大役」を任せられてきているのですね。私が新米だったころは、もうちょっと新人や若手に対して丁寧だったし、社会も寛容だった。先輩や上司に見守られながら一つずつこなしていけるようになって、一人前になっていくようなイメージ。


ところが、今は「若手を見守る」余裕が先輩にも上司にも会社にも社会全体にもない。そのため、今の若手は「基本のき」の部分を「見よう見まね」でやっていたりするのです。そして、それが原因で「クライアントに大変、叱られる」「凡ミスを通り越したマジミスをする」といったことにつながっています。


そこで、「基本のき」を叩き込まれてきた私の「亀の甲より年の功」の「年の功」の部分を発揮して「そもそも」のところを丁寧に説明したり。ズレてるな、というところを「こうした方がよくない?」とマイルドに流れを変えてみたり。すると、「そういうことだったんですね!」となるパターンがすごくたくさんありました。


「基本のき」の部分ってデジタルとかアナログとか、関係ないんです。料理を作る「段取り」「手順」みたいなものだから。料理を作るときは「材料をそろえる」→「材料の下ごしらえ」→「加熱」→「味付け」という風に「段取り」「手順」は不変です。


いきなり「加熱」で食べられる、レトルト食品はビジネスでも使う発達したテクノロジーによって生まれたPCとかインターネットのようなもの。レンチンでOKなときは、それでいいけれど、仕事のすべてはレンチンではまかなえないんです。


そして、料理でいうならば「材料をそろえる」とか「下ごしらえ」に相当する部分をよく知らないと料理って作れない。「大根をいちょう切りにします」といわれたときに「いちょう切り」を知らないと切れないように。


料理における「いちょう切り」みたいなことが仕事における「基本のき」の部分です。だから、そこを学ぶ機会のないままに、仕事を任せられている若手の胸の内にあるモヤモヤとした感情ってたいていが「理不尽」なのですね。


でも、同時に「言ってもしょうがない」というあきらめもある。その結果、仕事がうまくいかなくて、文句言われたり、注意を受けたりしてますます「理不尽」が募っていって……。


「私、自分に自信がないんです」となっている。


幼少期の体験によって、「自分に自信が持てない」ままに成長した場合も(私はコレに該当するんだけれども)、幼いころの私の胸の内に広がっていた感情は「理不尽」でした。(ちびっこ時代は理不尽という言葉を知らなかったので表現のしようがなかったけれど)


自分に自信を持つ、自分を愛する、って「幸せ」を感じる力に直結するもの。だから、その前提条件となる部分にダメージを受ける「理不尽」と「理不尽によって心が痛む機会」をできるだけ自分の人生から追放していくこと。


それが、「幸せになるための方法」だと思うのです。


セクハラやパワハラも「自分がそうされる理由」に「納得」できないから精神的なダメージをくらうわけで。とどのつまりは「理不尽」。


教えてもらってもいないことを「どうしてできない!」と叱責されるのも「理不尽」。


された側にとっては「そういう輩をぎゃふんと言わせたい」的な仕返しマインドが芽生えたりするのだけど。。。理不尽なふるまいをする人って、その人自身が問題を抱えていることが少なくありません。


去年、あるお仕事で私は「なんで報告してくれないんですか?」と文句を言われたのですが、『報告もなにも、この件が決まったときの会議、あなた、ご出席されてましたよね?』という記憶が。しかし、いかんせん記憶なので、別の人にも聞いてみたところ、やっぱり出席していたよね? って話になって。。。。


「しばしば、こういうことがあるようでしたら、MRIとかおススメしたほうがいいんじゃないか?」という結論になったのでした。


ここまでくると笑えないエピソードですが、大なり小なり理不尽を繰り出してくる人というのは「その人自身の問題」を抱えているわけです。つまり、私が悪いといういわれはまったくない。こんなことで自信をぐらつかせるほうが、どうかしているというものです。文句言われて、いい気分はしないけれど。


現代の、とくにビジネスシーンでは大なり小なりの「理不尽が横行」しています。だから、気を付けていないと『私がダメだからこんなことを言われてしまう』とクヨクヨしてしまいがちでもあります。


今の時代、理不尽な出来事が普通に暮らしていてもあふれかえっている。


それをいちいち、ひとつずつ、まともに食らっていたら「自信」なんてどれだけもっていても、グラグラしちゃいます。


まずは、「理不尽をまともに食らわない」こと。そして、自分が「理不尽さに傷ついている」と自覚すること。そういう風に考えるクセを身に着けて2019年はみんなで「幸せ」を感じる力を育んでいきましょう!


突然、謎の呼びかけをしてみたくなりました 笑



今日も読んでくださってありがとうございました。

皆様の毎日にププッと笑顔があふれますように♪









栗原貴子のでこぼこオンナ道

栗原貴子/編集・ライター、コピーライター フリーランス歴23年。広告、宣伝、啓蒙につながるクリエイティブ制作、コピーライティングが得意。2019年より きもの伝道師 貴楽名義で着付けパーソナルレッスンを中心に活動開始。きもの歴は四半世紀越え。