「常識」だったことがもう「通用しない」ということに、私たちはなかなか気づけないからモヤモヤするわけで。

こんにちは。栗原貴子です。

この数日「今まで通用していたことが、通用しなくなっている」と感じる瞬間が数回、ありました。


それは、時代の変化によって起こっていたわけですが。


「私の知らないうちに、いつしか常識が変わっていた!」


という感じ。


こういう変化は「変わりましたよ!」という明確なタイミングがあるわけでもなく、「この日から変わりますよ」と公開されませんので、気づくきっかけというのは「自分自身の体験」でしかない。そして、ジワジワと「変わっている」ことが浸透すると、メディアでも触れられるようになって大勢の人が「変わったんだ」と気付く、というものです。


分かりやすい例でいえば、「男性は女性にごちそうするのが当たり前」から「割り勘が主流」になっていった変化です。


「男性が支払いを持つのが当たり前」という「常識」が30~40年ぐらい前のニッポンにはありました。


この時代は、お小遣いに限りのある中高生男子ですら、デート代はすべて男子がもっていたんです。

お金を持っているいない、はまったく関係なかったわけですね。

それが「男のつとめ」「男らしさ」の表現方法であり。

好きな女の子へのアピール方法でもあった。


2019年の今、年齢に関係なく「割り勘」が浸透しています。


念のため、どっちが「いい」「悪い」ではありません。


男性が支払いを持つ、ということには「女性には経済力がない」という社会的事情も背景にあり、「女性は男性の庇護下に置かれるもの」という考え方が主流だったわけですからね。

また、女性にごちそうするのは「男性のたしなみ」的な側面も大きかったので、ごちそうするという行為と下心は必ずしもイコールではなかったんです。多分「俺のプライド」みたいなものだったと思う。


そういうことが「社会全体の常識」とされていたわけです。


ところが、社会の変化、時代の変化によって「デートも割り勘」といった流れが発生しました。


現代においては「デートも割り勘」は奇異なことではありません。


でも、自分の常識が昭和のそれのままでいると「女に払わせるなんて、キー」となってしまう。


それって。


自分の常識が時代に追い付いていないだけ、ともいえるわけです。


常識のアップデートが最新になっていないと「今まではこれで通用したのに、どうして通用しなくなっちゃったんだろう?」ということが多々、起こります。


常識のアップデートが不十分だと「人生に不満が多い」という現象となって現れます。


口を開けば、愚痴が出る。

口には出さないけれど心の中は不満でいっぱい。


そんな「症状」がある人は「古い常識」を持っていて、さらに「自分独自の常識が世間の常識だと信じている」という複合要因を持っている場合がほとんどです。


自分独自の常識とは

「目玉焼きは醤油でしょ?」

みたいな感じ?


ソース派、塩こしょう派、ケチャップ派が存在する可能性すら「あり得ない」と思っているようなイメージです。


昨日、ちょっとお話した方が「口には出さないけれど不満でいっぱい」というタイプでした。

「こういう考え方もあるのでは?」

というのすら受け入れられないかたくなな感じで『生きるの、つらいよな~』と思ったと同時に。

以前のモヤモヤとしていた私を見ているような気持ちになりました。


『そこ、とっぱらっちゃうとラクになるよ!!!』

『そこ変われると、スムーズになるよ!!!』


と思いつつも、そう簡単にはいかないので黙っておりましたが。


方法論としてはすごーくシンプルなのですけれどね。

受け入れることが難しいだけで。


まずは「世の中の常識が変わっている」ということに気づくこと。

その上で

新・常識に沿って行動を変えるのか。

古いと思われてもいいので我が道をゆくのか。


どっちかに

腹を決める

ことが

大事です!


ということで。

本日も読んでくださって、ありがとうございました。

みなさまの毎日にププッと笑顔があふれますように♪









栗原貴子のでこぼこオンナ道

栗原貴子/編集・ライター、コピーライター フリーランス歴23年。広告、宣伝、啓蒙につながるクリエイティブ制作、コピーライティングが得意。2019年より きもの伝道師 貴楽名義で着付けパーソナルレッスンを中心に活動開始。きもの歴は四半世紀越え。