私の大好物「海老フライ」を例に飲食物のコピーのお作法とは?
こんにちは。栗原貴子です。
「売れる言葉のつむぎ方」ってね。実はとってもシンプルなのですね。
ただ、「つむぐまでのプロセス」が「コツ」や「ポイント」になる。
そこをつかみ損ねていると。
延々と試行錯誤を繰り広げることになってしまうために。
うーん
うーん
うーん
とやり続けることになるのです。
昨日、ランチでエビフライを食べたので「エビフライを宣伝する」というケーススタディで飲食物のコピーのお作法についてお話をします。
大変に美味でございました。
勝手に。
海老フライのメニュー案を3案考えました。
(メニュー名もキャッチコピーみたいなものですよ)
① おトク!有頭エビフライ定食
② 新鮮!大海老フライ定食
③ サクッとプリッと!海老フライ定食
売れ行きの順位としては。
1位 ③ サクッとプリッと!海老フライ定食
2位 ① おトク!有頭エビフライ定食
3位 ② 新鮮!大海老フライ定食
になるはず、なのです。
なんでかというと。
コピー全般に言えることなのですが「体感や結果などのベネフィットを想起させること」がもっとも重要で大事なポイントだから。
①は「サクッとプリッと」で誰もが知っている海老フライのおいしい状態を表現していますね。
つまり、イメージ(想起)を伝えることができるフレーズです。
次の「おトク」というのは業種問わず強いフレーズなので、鉄板です。
でも、この場合、おトク!とうたっているくせに2000円とか価格があまりおトクを感じさせない場合は使えません。
・2000円がランチタイムだけ200円引き
といった「おトク要素」があるならば別です。
割引などの要素と複合して判断すれば「売れる」可能性が高まるフレーズです。
そして、③の「新鮮!」は。
あえて
新鮮って
言うこと?
なわけです。
お客様としては「新鮮なのは当たり前」ですからね。
「注文入ってから海にいって捕ってきます」
レベルの新鮮ならば話は別ですけれど。それはそれで、いったいいつになったら食べられるの?って不安になっちゃうからダメなんだけど。
今の時代。
「新鮮は当たり前」なので。
「ぜひ、いただきたい!」という気分にはならない。
仕入れにこだわるなどして「新鮮であること」に労力を注いでいたりすると、つい伝えたくなっちゃうのだけどね。
新鮮な海老、で思い出したのだけど。
昔、小樽のお寿司屋さんで、この海老フライの海老ぐらいのご立派な海老さんをいただいたんですね。
私が「海老が好き」といったら。
板さんがピチピチしている活きた、ぼたん海老さんを取り出して見せてくれて。
目の前でさばいて「頭は味噌汁に~」なんてね。
してくれたんですけど。
『さっきまでご存命だったのに。ごめんね』みたいなしんみりした気分になってしまって。
ちょっと私、テンションが下がってしまい。
あまり味わえなかったことがありました。
板さんとしては素晴らしいパフォーマンスだったのだろうけど。
お客さんによっては「さっきまで生きていたなら、水槽で飼えたかも」みたいなことを考えるタイプもいる、ということがすっこ抜けていたんだろうな、と思います。
そういう風に個人の受け止め方は幅広い、ということも提供側は失念しやすくもあるということも押さえておきたいポイントですね。
何を食べるにしても命をいただいている、ということを頭では分かっていても。
ライブで体験する習慣が少ない人は、その辺の免疫があまりないのですよね。
話が脱線しましたが。
食べるモノ、飲むものコピーは。
味わったときの
感覚が想起される
コピーがよいです
それに尽きるので。
ぜひ、トライしてみてくださいね~!!!!
私のビジネスについてのコピーはどうしたらいいの? という方は
コチラをよろしくです💛
今日も読んでくださってありがとうございました!
皆様の毎日にププッと笑顔があふれますように♪
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