笑える状態を自分のデフォルト設定にできるようになれば、どんとこい!
こんにちは。栗原貴子です。お散歩がてら7日(土)は鎮守神社へ、8日(日)は産土神社に詣でました。天災が起きた時、被災地に暮らしていない私ができるのは「お参り」ぐらいなものですのでね。
鎮守神社、産土神社については本記事の最後に関連記事のリンクを付しましたのでご覧になってくださいね。
産土神社でおみくじをひきました。
「おみくじは吉凶を占うんじゃなくて、神様からのメッセージよね」と考えるようになったので、「なんとしてでも大吉をひいてやる」的な執念がなくなりました。過去、達成した「10回連続大吉」(1日に10回ではなく、数年間にわたっておみくじを引いた)はこの執念によるものだったのでしょうか。我ながら怖いわ。
おみくじを熟読しようと境内のベンチに腰掛けたとたん、「なんか、食べるものちょうだい」とスズメたちがむらがってきました。「ごめんね、君たちが食べられるようなものは、持ってないんだ。フリスクしかないよ。かわいいお顔してるね」とスズメさんと会話していると、感じる視線。見やると、さっきまで貸し切り状態だった境内にいつの間にか、4~5名のおっさん、もといオジサマがいて「スズメと会話する奇妙なおばさん」に注目が集まっていた次第。
スズメとの会話に熱中していたおばさんの脚には「チャンス!」とばかりにモスキートがむらがってきました。愛用の日焼け止め虫よけを追加で塗布するも、すでに2~3か所やられておりまして刺された箇所が「どうしましたか?」レベルで腫れはじめていた。『産土様、ごめんなさい。かゆいのでまた来ます!』と大急ぎで産土神社を後にしました。神社って多いよね、モスキート。
おみくじには
笑う門には福来る、というではないですか。
天の岩戸も「笑い」で開いたじゃないですか。
だから笑っていきましょーよ!
というようなことが書いてありました。
日ごろから「笑い」を大切にしている私は、本当にそうだな、とシミジミしたかったのだけど、どうしようもなく、くるぶしが痒い。
涼を求めて入店したエクセルシオールカフェで「爪で十文字をつけると痒くなくなるよ!」と小学生だか中学生のころにまことしやかに伝承されていたおまじないを真剣にやってみた。もちろん効果がなく、痒みに身もだえしながら帰路を急ぐ。
さて。
「笑っている」ということの私の解釈は、辛くても悲しくても「なんとしてでも、無理にでも笑おう」って意味ではありません。
「笑える状態を自分のデフォルト設定にする」という意味だと思っています。
笑える状態をデフォルト設定にするには。
笑えないとき。つまり、心が苦しいときは徹底的にその苦しさを、まずはちゃんと見つめること。見つめて、見つめて、「なぜ苦しいの?」「どうしてつらいの?」と問いかけ続けていく。早くその苦しみから逃れたいと思うがあまりに「焦って」しまうこともあるけれど、その焦りはグッとこらえて逃げないことがとっても大事だと思う。
その現実と向き合う努力をすっとばして「楽しそうなこと」に意識を向けようとしがちなんだけれど、それをやっても一時的に笑顔になれるだけで。また、再び、「つらい」「悲しい」という感情はぶり返してくる。
昨年、パグ犬風太が亡くなって私はとても悲しくて、16時間連続で泣いた翌朝、鏡の中に「岸部一徳激似」な自分を発見して、ちょっと笑ったんです。私と岸部一徳さんの顔の違いは目だけなんだ、と気づいて。そして「プッ」と吹き出す力が自分の中にあることがとてもうれしかったんです。
そういうことを何度か繰り返していくうちに、少しずつ自分の心が元気を取り戻していって。街でパグ犬に遭遇してパグ犬特有の「ふがふが」という鼻息を耳にしただけで泣きそうになり、声もかけられなかったのが、時がたつにつれ撫でられるようになっていきました。
先日、ワンコ用のカートに乗ったトリミング帰りのパグちゃんに会ったとき、当然のごとく撫でまわし「可愛いお顔を見せて」とお願いしたらあのぺちゃんこの鼻を私の鼻に押し付けてくれたのです。その時、「かわいいなあ」という感情が先に湧いて出てきてようやく、大丈夫だな、って思ったその日が、風太の月命日だったのは偶然じゃないんだろうな。
悲しいという感情の源を10か月間、見つめ続けてきて思ったのが「お別れがさみしい」という単純な理由で泣いたり、悲しんだりしたわけではなかったのだ、ということ。
風太の訃報を知った友人たちからのメッセージに「こんなにも風太に愛情を注いでくれていたなんて」と気づいて泣いていたりしていたわけで。それは、私にも向けてくれていたやさしさや思いやりだったんだ、と改めて気づいたり。
この世に愛が満ち溢れていることへの、感動の涙の割合が大きかったのです。
この度の西日本豪雨災害の被災者の方々にお見舞い申し上げます。そして、お亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします。
どれほど怖かったでしょうか。
どれほどつらい思いをされていることでしょうか。
深刻な災害の被災経験のない私には想像すらできません。
そんな私ができることをするならば「寄付」や「募金」という形になります。
そのために私は私の仕事を頑張ろうと、衿を正しております。
いつも通りの日常を送ることができる人たちが、
個人的にも社会的にも経済活動を"し続ける”こと。
それがめぐりめぐって
社会を豊かにしていくのだと、私は思うのです。
そのためにも、多くの人に「笑える状態」でいてほしい。とてもじゃないけど「笑う余裕がないわ」というときに、誰かを助けようとか支援しようってできないものね。
それにいつか、自分が助けてもらう側になったときに、眉間にしわを寄せて「絞りだしました」って風情の支援って恐縮しちゃうに違いない。笑顔で「どうぞ」って言ってくれたら、ありがたくいただけますってもんじゃないですか!
多くの犬が猟犬などの職業犬のルーツを持つ中、パグ犬は唯一の無職の犬といってもいいほどの犬種です。あえて職業というならばそれは「愛玩されること」。そんな彼らの最高の喜びは「飼い主さんや可愛がってくれる人たちが自分のことを見て、笑顔になってくれること」です。
だからこのようなお顔なのかも!(^^)!
笑える状態をデフォルト設定にできるようになったのは、つまり「自分の心の在り方を自分で調整できるようになった」のは、風太のおかげです。
今日も読んでくださってありがとうございました。
皆様の毎日にププッと笑顔があふれますように♪
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